コロナ宿泊療養記3日目


いつもと同じルーティン。検温 酸素 脈。

朝食に出遅れまいとドアの前で待機し、ピンポンパンポーンのすぐ後に飛び出したつもりなのにエレベーター前にはもう5人居ました。

エレベーターに一番近い自分が出遅れるのは何故なのか。

もう耳にタコができるくらい、「呼ばれる前に廊下に出た人がいた場合、感染防止のため全ての作業を停止し、お食事の配給が遅れます」とアナウンスされているのに、まさかフライング?

手提げ袋を用意し、朝しか取れないコーヒー、今日は4杯、紙コップ、野菜ジュースもとりました。

PCR検査してくれたクリニックの看護師さん、毎朝電話をくれていましたが、ホテル療養に切り替えたため、電話はこれが最後とのこと。日曜日は院長先生も電話くれ、追加の薬をだしてくれたり、大変お世話になりました。丁重にお礼を言いました。

昼の弁当。 勢いよく飛び出したのにやはり5人いました。思えばいつも同じ奴ら。早弁五人衆と密かに名付けました。 「無実で入所した」チャラいボディーバッグオヤジが乗ってきて、私語厳禁なのにまたお友達のチャラおじさんとおしゃべりしていました。

いくつか新顔も出てきました。プロテイン飲んでそうなピッチピチのタンクトップ、スパッツ男。ロッカールームのおしゃべりが感染源に違いありません。金髪のツーブロック兄さん、ミドリ色の髪の女の子。お二人とも羽目を外したんでしょう。

エレベーターに乗ると、防護服の清掃員が居ました。恐らく日本人ではません。これまでも、バングラデシュとかベトナムっぽい人が防護服を着て作業しているのを見ました。

「コロナニホンジン、ウザイネ」とか思ってるんだろうな。

夜ご飯、今度こそはと「ピンポン」くらいのタイミングで出ました。やっと一番乗り、でもたちまち五人衆がやってきました。お弁当を取り、エレベーターに乗り込むと外人が奇数階で降りました。偶数階のひとの配給が開始されている間、奇数階の人が外に出たらいけないのに。よその国に来てるんだからルールくらい守れよ、と腹が立って来ました。エレベーターを降りると、消毒液マニアがまたシュポン、シュポン、消毒液を手にたっぷりつけながら、心なしかドヤ顔に見えてきてこれまた腹が立ちました。

拘禁生活三日目、どうも周囲の人たちに攻撃的になっているようです。


コメントを残す