夫婦で登山 峰尾山 小仏城山


YAMAPで計測:

■タイム:3:23 距離:7.9㎞ 上り631m 下り631m

■ルート 相模湖駅下車 バスで神奈中まで 8:29 神奈中バス停 9:16 小仏城山(670m)10:09 一丁平園地展望デッキ 11:11 稲荷山 11:42 清滝駅

本格的登山が続いていたため、足の膝が回復しきらずにおりました。グルコサミンを通販で買うよりもまずは自然治癒がよいだろうということで今回も箸休め的な登山にいくことにしました。 

あれこれ迷った挙句、先回行けなかった高尾山~お蕎麦屋さんの高橋屋(ロープウエイの清滝駅そば)さんのコースをめぐることにしました。 いまみたいに休みのたびに登山するようになる前、登山は本当に苦行でしかなく、高尾山までがギリ許容範囲。それでも理由をつけては回避していました。あるとき高尾山に登った帰り、妻に高橋屋さんに連れて行ってもらったところ、あまりの旨さに感激。 高橋屋さんでソバを食べさせてくれるなら行ってもいい、と言うようになり、そのうちに他の山にも上るようになり、登山にはまっていったのです。

京王線の高尾山口から上るのが正道ですが、このルートはもう何度も行っていますし、何か変化を、と思い、相模湖側からいくことにしました。相模湖駅前からバスに乗ると、相模湖を見下ろす高台におしゃれな洋館が立ち並んでいました。

バス停で降り、登山口へ。登山口には茶店があり、団子やコーヒーなどを売っています。コーヒー、飲みたいなと思いましたが、トイレを探すのが大変な登山では利尿採用のあるコーヒーは大敵。 我慢して通り過ぎました。

最近、山登りをしていて気づいたことがありました。なぜか、私はやたらハチやアブに付きまとわれることが多いのです。理由についてネットで調べると、どうもこれらの虫たちは黒い色に反応するらしいのです。天敵である熊の毛の色に似ているからとか? 確かに黒い色のズボンをはくようになってから、虫が気になるようになりました。

この日はアブでした。アブはでっかいハエのような虫で、大きくて怖いし、皮膚をかみ切り、ハエのようにぺろぺろと血をなめるという襲い方を聞いただけでゾクゾクします。最初は縄張りから抜ければ襲ってこないと思いましたが、何度追っ払っても、走って逃げても、しつこくしつこく追いかけてきます。

いつもは登山ペースの遅さを妻にバカにされますが、アブの襲来から逃げ切った時には妻を大きく引き離しておりました。

登山中の夫婦の会話はどうでもよい話が中心です。山道はところどころ険しく、多少の注意を払う必要があるので、注意力が散漫にならない程度での話。 

ひょんなことからボクシングの話題になりました。ボクシングは体重が重い方が強いとされているため、階級が違うもの同士が試合をすることは基本的にはあり得ない、という話から、漫画「あしたのジョー」はちばてつや先生がボクシングのそうしたルールをよく知らず、うっかり力石徹を大男に描いてしまったため、矢吹丈と試合する際には過酷な減量をせざるを得ず、それがあしたのジョーの名シーンにつながっていったんだよ、というウンチクを垂れました。

そうなんだ、よく知ってるね、というようなリアクションを期待していたのですが、妻は「へー、そうなんだ、力石をちょっとずつ小さく描いて同じサイズにしたのかと思った」自分で言ってツボったのか、その後もそのネタを思い出しながら爆笑していましたが、せっかくお披露目したウンチクがスルーされて茶化されたようで、私はあまり愉快な気持ちにはなりませんでした。小仏城山に到着し、山頂を少しうろうろしましたが、長居は無用。私たちの目当ては高橋屋さんなのですから。

高尾山の山頂経由で下山する手もありましたが、高橋屋さんはお昼時になると列をなすため、急いで下山することにしました。スキップ、2段ぬかし、どんどん進んで到着しました。店に入ると店の中を貫いている古くて大きな木がお出迎え。名前と人数、テーブルか座敷を記載します。 登山靴を履いているので、靴を脱がないで済むテーブルを選び、15分程度ならんではいることができました。

ここの鴨せいろはとても美味ですが、山イモのソバも捨てがたい。あれこれ悩んで鴨せいろにしました。つゆの甘み、塩気がほどよく、中に入っているネギも香ばしくて食欲がそそります。そして生ビールで乾杯。いやー、きつかったからね、ビールくらいはねえ、などと言い訳がましく。昼に飲むビールは格別でした。


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